2012年1月28日土曜日

任天堂だけじゃないけどね

任天堂 : 3DS値下げなどで減益1000億円超 第2四半期決算で赤字転落
任天堂が27日、第2四半期決算(4~9月末)を発表し、本業のもうけを示す営業損益が前年同期の約542億円の黒字から約573億円の赤字に陥り、1000億円以上の減益になったことが明らかになった。携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の本体価格を1万円値下げし、ゲームソフトにヒット作が少なかったこと、為替差損が約524億円発生したことなどが原因で、売上高は前年同期比40.6%減の約2157億円と苦戦した。

経常損益も約1078億円の赤字(前年同期は約41億円の赤字)、四半期純損益も約702億円の赤字(20億円の赤字)でいずれも大きく悪化した。ハードの出荷台数は、ニンテンドー3DSが307万台(累計668万台)で、DSは258万台(累計1億4900万台)、Wiiが335万台(累計8936万台)だった。

通期の業績予想は売上高を前回予想の9000億円から7900億円、営業利益は350億円から10億円、経常損益は350億円からマイナス300億円、当期純損益は200億円からマイナス200億円と大幅下方修正した。(毎日新聞デジタル)

発売半年で1万円の値下げだから、まぁしょうがないよね。
為替差損も想定以上なんだろうけど、まぁ、でも、任天堂の為替の想定はちょっと甘かったから余計酷い事になったって印象。
それにロイヤリティ収益にも製造委託費での収益にも繋がらないファーストソフトのマリオが売れても想定以上の利益にはならないし。
しかし、ロイヤリティに繋がる筈のMH3GがMHシリーズとしては物足りないにせよ100万売ってるのに、これ見てると、MH3Gのロイヤリティが0って噂は、本当に0って事はないだろうけど近いモノがあるのかもって気がする。

任天堂の株は今は扱ってないけど、いくら安くなってても、手を出す気には今はならないや。
仕手株と捉えて短期でってことなら有りだろうけどね。
でも、私は個人的ポリシーとして大きく儲けられなくても信用取り引きはしないと決めているので、信用しないとなると手出し無用の株だもんなぁ、任天堂って現状。
ハードの逆ざや解消にも言及してたけど、ミツミやホシデン辺りが取引価格の更なる引き下げを要求されるんだろうな。
それも限界があると思うんだけどね。
ミツミやホシデンが心配だね。
それか、LLみたいなの出して値段上げてくるかな?
DSの時はそれで行けたけど、スマフォがある現状でそれで解決するとは思えないしなぁ。
例えば右にアナログパッドを付けた新機種を出して付加価値という事で値上げするとして、Xbox360がHDDのない機種に結局は合わせないとゲーム開発が出来なかったのと同じで、右アナログパッドがない機種を切り捨てないで開発しないといけないから、どこまで効果的か疑問。

まぁ、それ以前にコンシューマというものが限界なのだと思う。
そりゃね、私はゲーマーだし、スマフォやタブレットでしかゲームが出来なくなったら嫌だけどさ、う〜ん、クオリティ的には携帯ゲーム機に出てくる程度のもので、操作性をそれほど気にしなくても良いものに関しては、スマフォやタブレットで十分って言うのはあるんだよね。
VITAみたいに、アナログスティック2本標準装備だの、背面タッチがあるだのと、その辺りで優位に立っている部分って言うのは、後々差が出てくるだろうと思うんだけど、3DSは大きな差がないんだよね。
私はXperia arcを使ってるんだけど、PSのゲームのいくつかが遊べるように今はなってるのね(その為の専用ストアもあるし)。
で、実際に遊んでみた感想で言うと、激しいアクションでもない限り意外と操作性は悪くない訳。
特に、ワイドじゃなく4:3画面だったら、画面上に表示される方向キーと○×△□ボタンと大きく干渉もしないんだよね。
マリオカート7も家にあって一応遊んでみたから思うけど、Xperia方式のボタン表示で充分出来るだろうなって感想しかない。
3DSの2画面をどうするかって言ったって、2画面を必然として効果的に使ってるゲームはDSの頃からそれほど多くもないし。
大体、おもちゃであるゲームハードですら、既にブラックボックス化しているようなもので、電機メーカーだったり細々したPCの周辺機器に関しては定評のあるMSみたいな、その手のものに実績のあるところと違って、機械的な技術力がない任天堂は、それこそ枯れた技術の水平思考と言えば聞こえが良いけど、既に安価になってるパーツを使ったハード設計をに委託して製造も委託してという事しか出来ないのだから、どうしたってもう周回遅れのハードしか出せないのは自明の理。
それでも良かった時代とは、今はもう違うからね。
ハードで大きく利益を出してた経営体質の任天堂だから、対応が遅れたのは仕方がないのかもしれないけど、Wii Uの前にその辺り決断しなくちゃいけないと思うんだよね。
誰でもスマフォみたいなものを手に出来る時代に、どう対応していくかっていう事をね。
ソニーはスマフォを出してる側だし、VITAはスマフォに親和性のあるPSSを打ち出してるし、MSもWindows phoneとか出してるし、PCでのキネクト対応とか、この2社はリスク分散も見据えた戦略を出している訳だけど、任天堂だけは現状それがないのが、市場の冷ややかな反応に繋がってる訳だしね。
株をやってれば常識だけど、「今」どれだけ売れてるかというのってあまり見てないんだよね。
いや、勿論見てるんだけど、「今」っていうのは株を売買する時点では既に「過去」の売買の対象だったものなんだよね。
短期勝負の仕手なら別だけど、そうじゃなければ年単位での将来の方向性だの成長性だのを見ている訳で、それを任天堂が示せなければ、前回のナイアガラのような事にはならないにせよ(そこまで今高い株じゃないから)、ダラダラと下がり続けていくって感じになりそう。
まぁ、元々の理論値が8000円くらいだから、ソーシャルだけじゃなく、一消費者が娯楽に投じられる金額という面を考えても、スマフォ等々と今後の相対的な比較を考慮すると理論値も下がっていく可能性も否定出来ないだろうしね。
一発逆転となると、それこそソーシャル参入だと思うんだけどね。
そうすると、株価は上がるだろうと思う。
そりゃ、もう、一時的に急上昇すると思うよ。
Wii Uを本当に販売するのか、それともやめるのかとか、そう言うものも大きな要因だけど、ある意味些末な事で、ソーシャルにどう対応するのかというのが最大の焦点だと思うんだよね。
AndroidやiOSにマルチするかどうか、大きな決断が必要になるかもね。

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